アーラティー教室(ヨーガ道&アーユルヴェーダ)

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2019.02.20アーユルヴェーダ教室

今日のアーユルヴェーダ料理

アーユルヴェーダの料理と一般的なインド料理は、その作り方もコンセプトも全く異なります。

そもそも伝統的なアーユルヴェーダ料理にはカレーがありません。インドのアーユルヴェーダの療養所に生徒さんと滞在する時、「ここでカレーはでませんよ」というと皆さん驚きます。インドに来てカレーを食べずに帰国するわけです。あ、でも機内食でカレーは選べますね(苦笑)。



お皿、またはバナナの葉にいろんなカレーやおかず、ごはんが乗って出てくるのは、南インドではミールス、北インドではターリーなんて呼ばれます。(↑こんな感じ)日本人にとっては定食みたいな感じですかね。基本ほとんどの料理が辛かったり酸っぱかったりと、刺激的な味わいなのですが、アーユルヴェーダはそんな一般的なインドの定食とは全く異なります。オイルはサラダ油とかは使わずに、ゴマ油かギー(精製したバター)、ひまわり油、ココナッツ油などが一般的です。スパイスは少々使いますが、ターメリックやクミン、コリアンダー、ジンジャーなどが多く、刺激が強くて胃腸に負担のかかるチリはほとんど使われません。全ての料理が様々な病気や心身の不調を治すために「空、風、火、水、地」の5元素のバランスをとるために考えられたものなのです。



こちらはアーユルヴェーダで「ウプマ」というクスクスを使った料理です。味付けはクミンと岩塩くらいなので癖もあまりなく、誰にでも食べられるシンプルで優しい味です。脂っこくなく辛くもないので、体調がすぐれない時でも食べやすいです。私は家で、オーガニックのスペルトという栄養価の高い古代麦でできたクスクスを使って料理します。オイルは季節や体調に合わせて、軽いもの、熱性のもの、冷性のものなど選ぶようにしています。パンプキンスープは少量のお湯で茹でたかぼちゃをつぶし、そこに岩塩とコショウ少々、そして豆乳を入れるだけ!シンプルで心も体もあったまります♪



アーユルヴェーダ料理は、地球のエッセンスをシンプルに効果的に頂く食事療法です。

インドで一般的な主婦に「アーユルヴェーダ料理を作って」と頼んでも普通彼女たちは作ることはできません。それは私たちが「精進料理作って」と言われても簡単には作れないのと同じです。その原則や調理法を知らないと、たとえインド人であってもアーユルヴェーダ料理は作れないのです。まずは5元素の原理とドーシャについて学ばないとね。

アーラティー教室では、定期的にアーユルヴェーダのクッキングクラスや栄養学講座も行っています。次回の栄養学講座は2019年7月開講を予定します。予定が決まり次第アップしますので、興味がある方はお問い合わせください。

 

Om S'anti.

 
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