※Arati教室の「南インド・アーユルヴェーダ癒しと学びの旅2019」が終了し、帰国した生徒さんからの滞在の感想が届きましたのでご紹介させて頂きます。以下は3週間のパンチャカルマ療法を受けた方の詳細な記録です。貴重な体験をシェアして頂き感謝です（合掌）。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

４月29日（月）パーゲーション（小腸からの解毒/下剤のような薬液を飲んで全身に蓄積してる毒素を排出する）

この日は7時にドクターが来る。マントラを唱えてくれる間、スプーンで薬湯をかき混ぜる。見た目はえげつない深緑スムージーで、一発でこれは飲みにくいとわかる。マントラ後、予想通りドロドロ感しかない液体を一挙に飲んだ。最初はものすごく甘かった。その後小松菜の辛みのような味が5分ほど口の中に残った。

10分ほどすると、胃に激痛が走る。胃痛がおさまったと思ったら、7時20分、パーゲーションが始まる。この間30分起きに水を飲まなければいけないが、それが一番つらかった。水を飲めば吐き気、便意がやってくる。最初は３分に１回のトイレに駆け込んだ。落ち着いたと思ったらまたやってくる。記録を取る英語が全く書けない（waterのスペルが出てこなかった…）。

左の肺に激痛が走る。心臓と肺のあいだの筋膜（そんなものあるのかどうか知らないけれど）が、びりびりとはがされているような痛みが走った。それが収まると次は肝臓付近がはがされるような激痛。ひたすらベッドとトイレ往復を繰り返す。10時30分にドクターが来た段階ではトイレは約20分間隔になり、すでに20回以上便通があった。

12時頃からは、少し動いただけで足がつるようになった。体のミネラルバランスが崩れたのだろう。昼食にライススープがサーブされる。クミンシードとコリアンダーシードを砕いたものが入っていて爽やかで味はとても美味しい。普段ならきついと感じる程度の塩味で、正直おなかはすいていないが、食べなきゃやばい、という危機感だけで完食する。さらに8回程トイレにいったところで、ガスが出てパーゲーション終了。その後20分ほどは寝落ちして意識がない。15時半ごろジンジャーティーが来るが全く飲めなかった。

ドクターと和代先生がやってきて、30回越えを伝える。「私のスロータスどう？」と聞くと、「それ明日言うから！（笑）」と言われる。

夜にかけて2～3回トイレにいってどうやら本格的に終了したよう。夕食に出たキチリで、初めてキチリってギーの香りがしたんだなぁと気づく。自分自身のギー臭で全く気付いていなかったようだ。



 

◆アーユルヴェーダ栄養学講座7月開講・受講生募集中

※遠方の方やご自宅・通勤時間などで学びたい方、海外にお住まいの方など教室に来られない方にはビデオ受講が可能です。お問い合わせください。