2021.05.14その他
近況のご報告
この写真は、南インドのタミルナドゥ州、クヌールという町です。
私のグルジ(アーユルヴェーダ・ドクター)の山の上の療養所から一番近い場所にある町で、この町にはドクターのローカル・クリニック(地元のインド人が利用する医院)もあります。7年前にこの町に6か月間滞在している時に、そのクリニックでインターンシップを受けました。想いでのたくさん詰まった町です。
タミルナドゥ州は現在ロックダウン中で、ドクターは州のホスピタルでコロナ患者の治療に当たっているそうです。とても、とても、厳しい状況のようです…。きっと家族とも離れて過ごしていらっしゃるのだろうと思います。ドクターの事、苦しんでいる多くの人のことを思うと、胸が締め付けられる思いです。
私はというと、この1年以上の間、生徒さんやヘルスケア・コンサルテーションのクライアントさん達とだけ過ごしてきました。家族など近しい人との接触はゼロ、ずっと教室に一人で過ごし、教室に来られる生徒さんとも2m以上の距離を保つようにして、感染のリスクを極力なくすようにして、生徒さんに迷惑をかけたり脅威とならないようにできる限りのことをしてきました。元々一人は苦にならない方なので、特別きついと感じたことはなかったですが、気分が重苦しくなることも少しはありました。人と触れ合うことは本当に大切だと実感します。
私に何ができるか、何をするべきか、ずっと考えながら過ごしてきました。この1年間で、健康相談やプライベートクラスの要望が増えました。心身の不調を訴える方、苦しみの中にいながら、誰からもケアされず、一人で苦しんでいる方が相談にやってきます。私は医療従事者ではないけれど、今の世の中を支えている働き手やお母さん、色んな立場の方の声を聞き、健康を取り戻すお手伝いをするのが私の役割だと思っています。その役割を果たすということが、私をアーユルヴェーダやヨーガの伝え手として育てて下さったグルジやスワミジ、先生方への恩返しだと思うのです。
今は、インドの大切な人たちが、グルジが無事であるように祈る日々です。コロナの最前線で奮闘するグルジが、病で倒れてしまわないように、一緒に祈って下さる方がいらっしゃれば有難く思います。
また生徒さんとインドを訪れる日が来るだろうか。グルジとかけがえのない時間を過ごす機会はやってくるだろうか。私が信じないでどうする…、私は信じている。アーユルヴェーダやヨーガの叡智がたくさんの人に健康と笑顔をもたらし、愛と調和のエネルギーで満たされることを。
暫くSNSなどの情報発信はお休みしていましたが、少しずつ復帰していければと思っています。メールの返信は滞りがちです。一人でも多くの生徒さんやクライアントさんと向き合う時間を大切にしたいので、急ぎでないメールの返信は少しお時間いただくこともありますのでご理解頂ければ幸いです。
Om S'anti.
Love and Peace.