2018.07.26ヨーガ道教室
ヨガに見る「道」のスピリット
ヨガを生き方として学び始める、つまりヨーガとしてとらえ始めると、「マットの内でも外でもヨガ」という意識に変わっていきます。マットの外でもヨガをするということは、考え方や振る舞いがヨガの価値観に沿ったものになってくるということです。
ではヨガの価値観って何かというと、それは、私達日本人が持っている「道」の精神と通じるものがあると感じます。礼儀正しく、相手を敬い、正直に正々堂々と、体、心、精神を研ぎ澄ませて意識を自己へ集中させる、など。こういった「道」の精神は、何かに特化した(例えば武道などの)行いをしていない道着を脱いでいる時でも、その精神に恥じない生き方というのが求められるのではないでしょうか。
私は、ヨーガは「道」の精神と通じるものがあると、初めてインドに修行に行った時から感じていました。例えば、道具を大切に扱うことはとても大事です。ヨガマットも、ヨガウェアも、フロアも、仲間も先生も、尊敬と感謝と愛をもって接することがとても大事です。教室では、そういったマインドを持っている生徒さんの所作は美しく見えます。まさに「道」のスピリット、ヨガのスピリットを持っている人です。逆に持っていない人は、ヨガマットを定位置にしまう時、狭い場所に無理に突っ込むなど雑な扱い方をしたりします。誰が何をしているかと、注意深く見ているわけではありませんが、教室の「気」というものは、生徒さんみんなが生み出すものですから、毎回のクラスでその「気」が様々な変化する様子を、日々それとなく感じています。
ヨガクラスが終わった後、皆でお茶を飲みながらその日のヨガを振り返っていると、皆さんのさわやかな笑顔やリラックス感、ポジティブエナジーを感じます。ヨガをするということは、ただ体を動かすということではありません。私は、ポジティブエナジーを共有する仲間との時間もまた、体を動かすと同じくらい意味のあることだと思っています。最近では、SNSなどの普及によって、つながっていても孤独を感じる人、SNSで人生を楽しんだり活躍してる人の様子を見ることで、逆に落ち込んだり寂しさを感じる人が増えているようです。
教室は、そんな無用なストレスから自分を解放できる場所です。
ただみんなとヨガをして、同じエネルギーを共有して、共に笑い、満たされた空間に心身を委ねる。
それだけで十分です。あなたが素直に、あなたであることを楽しんでください。
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