※これは北アルプスの燕岳から槍ヶ岳を目指した縦走登山の記録です。ヨーガのスピリットと共に歩いた4日間、様々な気づきや想いを綴っています。

7月26日、私は背中に約17㎏の大型バックパックを背負って長野県北部の燕岳登山口に来ていた。4日間の縦走登山に挑むためだ。私の登山歴は、本格的でないものを含めると結構長いが、山岳テントを含む衣食住の全てを背負っての縦走登山は初めての経験になる。条件が厳しければ厳しいほど修行の要素は高まる。今回は、自分を限界まで追い込む覚悟でやってきた。

そもそも、ブログに山行について書くのは久しぶりだ。昨年からコロナの影響でインドに行けなくなり、ヒマラヤの巡礼（山行）も滞っていた。以前は、ほぼ毎年ヒンドゥー教の四大聖地などを歩き、その経験をブログに綴ったり動画に残したりしていた。始まりは2005年のガンジス川の源流の氷河までだったから、私のインド巡礼の歴史もかなり長い。

◆過去の巡礼の記録動画など◆
https://www.youtube.com/channel/UCafXvAbFLPE7VfJenKKOcWQ/videos

登山中はいろんなことが制限される、つまり、非日常に身を置くことになる。1，2日のトレッキング旅行なら自然を満喫してリフレッシュ！となるだろうが、すべてを背負って、アップダウンの激しい道や難所を歩み続けるには、強いからだと精神が必要となる。この日のためにそれなりの準備はしてきたつもりだった。あとは、山の神様のご機嫌次第。でも、どんなコンディションでも、全てをあるがままに受け入れようと心に決めていた。

Om S'anati.

↓へ続く

北アルプスの山行とヨーガ（①燕岳登山口〜燕岳◆1日目)