アーラティー教室(ヨーガ道&アーユルヴェーダ)

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2021.08.13旅とヨーガ

北アルプスの山行とヨーガ(①燕岳登山口〜燕岳◆1日目)



★上の写真をクリックすると動画が開きます(これは北アルプスの燕岳から槍ヶ岳を目指した縦走登山の記録です。ヨーガのスピリットと共に歩いた4日間、様々な気づきや想いを綴っています)

1日目:燕岳登山口~燕岳

燕岳登山口(標高約1,450m)から燕山荘(標高約2,712m)へは距離約5.5km 標高差+1391m、-142m、整備された登山道を約5時間程度かけて登る。途中の合戦小屋までは急登が続く。

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前日の夜に松本駅近くの小さな旅館に泊まった。登山のために前泊するのは初めてだ。たいていは夜行バスを使い、早朝に登山口に着いたらそのまま出発するというスタイルだが、コロナの影響で夜行バスが運休になっており前泊を余儀なくされた。実のところ、帰りの上高地から大阪までのバスも5~6人しか乗っていなかったから、長距離バスが次々と運行に追い込まれるのは仕方がないのかもしれない。実際には、車内の空気は5分間で全て入れ替わるし、皆マスクと消毒を励行しているので感染の心配はとても少ない。コロナ禍の移動手段は限られてきているが、一人一人が自覚のある行動を取れば、リスクは少なくすることができると思う。企業の努力をできるだけサポートしていきたい。


燕岳登山口

翌朝、松本駅から大糸線の始発(5:56)に乗り穂高駅へ(6:28着)、そこからバスに乗り(6:40発)、登山口のある中房温泉まではバスで55分間、7:35に到着した。さあ、身支度をして出発しよう!登山の鉄則は、早出早着、それが安全の基本だ(すでに早くないけど。。)今回はテント泊なので、遅く到着すると良い場所が先に埋まってしまう。できれば斜面で寝たくはないので、早く着くに越したことはないのだ。


歩きやすい登山道。休憩できる場所もある

標高差1250mほどの登りは、楽ではないけどそうきつくもない。前半の約3時間の登りは結構きついが、合戦小屋に到着すると、皆スイカやらスイーツやらを頬張りながら、しばしの間休息を楽しむ。甘くて冷えたスイカは、登山で火照って乾いた体を隅々まで潤してくれた。これを極楽と言わずになんという。



こういう時、人間って、本当は手の込んだものなんて要らないんじゃないかって思う。人生の最後に食べたいものは、「たまごかけごはん」って答える人がたくさんいるのも、そういうことなんじゃないかな。あれこれと化学的な手を加えたり、パッケージを華やかにしたり、それも特別な日には良いかもしれないけど、でも、最終的に選ぶものは、自然にそのまま存在する地球の恵だったり、大切な人の笑顔だったり、そういうシンプルなことが、一番の贅沢であり、全ての人が求め続けるものなのかもしれないな。



合戦小屋で充電したあとは、緩やかな登りと美しい高山植物の景色を楽しんだ。最後の登りを経て、1時間半ほどで稜線上の山小屋、全国的にも人気の高い「燕山荘」に到着した。私は小屋で受付を済ませて早速テント場に向かった。


燕岳のテント場は全国的にもとても人気が高い。右は私のテントからの眺め(^^)。

テント場はすで半分以上埋まっていて、私は表のにぎやかな方ではなく、燕岳を正面に眺められる裏側の静かな場所にテントを張った。山でテントを張るのは初めて。手際よく張れるようになるにはまだまだ経験が必要だが、よくできた山岳テントだと感心する。昔と違って、軽量コンパクトなテントは増えていて、私のテントもグラウンドシートから本体、ポール、ペグなど全て込みで2㎏以下だ。それでも荷物の総重量は15㎏を越えるんだから、テント泊の山行は体力がいる。



テントを張り、遅めのランチをとってから散歩に出た。7月の山は高山植物が美しく、特に高山植物の女王と呼ばれるコマクサがそこら中に咲いていてかわいかった。たくさんの人が自然を愛で、家族や仲間と至福の時を過ごしていた。シャンティタイムを味わっていた。

山に来ると幸せな気持ちになる。それは、皆幸せそうで、人も植物も、地球も調和しているように思えるからだ。今この瞬間にも、世の中にたくさんの不調和があるけれど、少なくともここにいる私たちが調和と愛を感じていれば、その波動は世界に広がっていくはず。一人一人が、自分がシャンティで幸せであるように生きていけば、幸せを感じられていない人に手を差しのべることもできるはずだ。そういう気持ちで、自分を整えて、他のために役に立てる人でありたいと思う。(続く)

Om S'anti.

北アルプスの山行とヨーガ(①燕岳登山口〜燕岳◆1日目)の動画

北アルプスの山行とヨーガ◆はじまり

 
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